(第九〇段) 大納言法印の召し使っていた乙鶴丸という稚児が,やすら殿という者と懇意になって,いつも行き通っていた。あるとき例によって出かけていって帰ってきたので,法印が「どこへ行っていたのか」と問うと,「やすら殿のお宅にお邪魔しておりました…
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