Behold, the sea itself

東京交響楽団 大友直人プロデュース 東京芸術劇場シリーズ第95回
指揮:大友直人
ヴァイオリン:大谷康子

二夜続けての声楽曲。謹慎中の方すいません。1年ぐらい前から絶対行こうと思っていた海の交響曲である。6000円のA席が当日学生券で1000円に。いいご身分だ。
緑袖幻想曲はよかった。メンコンは,冒頭からあまりに真面目というか面白みのない演奏に感じられたので,後半に向けた格好の睡眠時間に……。しかしなぜメンコンなんだ。揚げひばりでオファーしたが嫌がられたとか?ちなみに大谷女史は明日もアマオケでメンコンを弾く模様です。メンコン弾いてくれる人を探したのか「メンコンなら弾いてもいいわよ」ったのか……。
肝心のメインプロ。プログラムには「交響曲第1番《海の交響曲》」と書いてあるが,標題ではなく《海の交響曲》が正式名称なので,これは正確な表記ではないはず。はったりの効いた曲です。もういいよってぐらい合唱叫ぶわシンバル鳴るわ。大友氏の指揮はなんとなくこういう曲に似合う感じがする。いくらスケール大きそうに見せても所詮はRVW節(褒め言葉)ですが。実演のほうが楽しめる曲でしょうね。貴重な機会でした。