エルガー

東京交響楽団 東京芸術劇場シリーズ第93回
指揮:大友直人
ヴァイオリン:ネマニャ・ラドゥロヴィッチ

ずっと前から行く気満々だったのだが,直前にホームページ見たら完売で当日券出なさそうで焦る。だめもとで芸劇に赴き,整理券をもらったところで,「連れが来られなくなったからよかったら……」という女性に声をかけられ,A席を定価の半額で買い取った。いやあ助かった。

女性「今日は何を聴きにいらしたんですか?」
私「あ,エルガーが好きなので……」
女性「へーそうですか……でもでもヴァイオリンコンチェルトもきっといいですよ」

どうやらその人はヴァイオリニスト*1目当てらしい。自分なんかチャイコン*2余計だよって思ってたのに,正反対の人もいるもんである。ここ数日猛烈に眠かった自分は,大変失礼ながらチャイコンは(エル2に備えるために)わりと寝る気満々でいたので,ちょっと気まずい緊張が走る。
威風堂々第6番は……予想通りというか期待はずれというか,微妙な曲であり演奏だと思いましたっ。
チャイコン。第1楽章後に拍手……。曲終わったときも隣の女性はじめ喝采してましたけど,よくわからない……。ソリストは楽器あっちゃこっちゃ向けて落ち着きのない弾き方だし,あざといわり技術的にもそんなにいいと思えなかったけど……(案の定途中からウトウトしたのでアレですが)。チャイコンほどの曲は,仁王立ちで一糸乱れず堂々と弾いてほしい気がします。
交響曲第2番。名曲です。冒頭もうちょっと覇気がほしかったかも。第4楽章第2主題が好きだ。
アンコールなかったのが残念。

*1:ヴィジュアル系,なんだろうな

*2:チャイコンは好きですが,やりすぎでしょう……。そんなに有名曲を挟みたいかと。さすがにエルコンは長すぎますけどね。