アントニン
- 作者: 内藤久子
- 出版社/メーカー: 音楽之友社
- 発売日: 2004/09/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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無駄に大仰だったり直訳調だったりして非常に鼻につく文章。外国語の文を訳してそのまま継ぎ接ぎしたみたい。なんか「いえよう」語法だし。女性の著者にかぎってこういう文書くんだよね,などと思わせる二人の罪は大きい。
今まで読んできた同シリーズ*1では,ショスタコとモーツァルトが万人に薦められる名著だと思う。特にモーツァルトはよく纏めたって感じ。
いま行き帰りの電車でドヴォの交響曲を1番から聴きなおしているが,どうしてこの人はこんなにテンション高い*2音楽を書けるのだろう。3人(?)の子供を亡くしているとはいえ,基本的には円満に結婚し幸せな家庭生活を営めたあたりがブラームスなりチャイコなりとの違いか。